そうの編入体験記

令和5年度東大都市工・筑波大社工の編入合格体験記です。

3.令和5年度 東大都市工編入合格体験記

こんにちは。そうです。

この記事は編入体験記の第3弾、東大都市工編入合格体験記と題して東大受験本番のお話になります。

恐らく、ブラウザで「東大 編入 体験記」みたいに検索してこのブログに辿りついた人は、この記事を最初に見ていることでしょう。その方はまず【1.はじめに】から番号順で読むことをお勧めします。

↓ ↓ ↓ からどうぞ。

sou-utdue.hatenablog.com

この記事は半分は僕の個人的な思い出備忘録というか回顧録的な感じになってしまうので、読んで頂いてる方にはどうでもいいことばっかり書いてしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、受験はつらいけど楽しいこともあるよーってことが、これから受験する全受験生に伝わればいいな~って思いながら書きたいと思います。

さて、それではいってみましょー

目次

1次試験

この記事を読んでいるのであればご存じの人も多いかと思いますが、東大は最初に1次試験(学力選抜試験)が7月第1週の日曜日にあって、約1週間後に合格発表があります。(1次試験の合格者は毎年20人)

その1次試験の合格者に対し、更に2次試験(面接試験)が7月の中旬頃に行われ、2週間くらい経ったら最終的な合否と配属される学科が発表され、めでたく東大合格っていうのが例年の流れです。(2次試験はよほどひどくない限り落とされない)

というわけでまずは1次、学力選抜試験のお話です。

1次試験2日前(7/1金)

僕は、"東京行って寝て起きたらはいすぐ試験"というのが嫌だったので2日前に現地入りしました。

金曜日は普通に授業があるのですが、金曜2時限目の体育に参加しなかったら欠課数の関係で落単リーチとなって留年する可能性があったので、(弊学では5年の体育は落としたら即留年)渋々2時限目の体育を受けて一度帰ってから東京に向けて出発しました。

家から東大まではバスと電車で移動しました。現地入りしたのは19時とか過ぎてからになってしまいました。(7月の初旬だったのでそれでも外は結構明るかった。)

東大正門

マイ枕を持って行ったせいで荷物が重すぎて肩が死んでましたが、取り敢えず脳死フォーレスト本郷に向かいました。マイ枕を持っていくと本当によく寝れるのでおすすめです。荷物はめっちゃ重くなりますけど、本命校ばそれをするだけの価値はあると思いました。

フォーレスト本郷

フォーレスト本郷の部屋

フォーレスト本郷は結構な数の東大志望が泊まり、体験談でもよく見ると思うので今更説明は不要かと思います。東大に近いと有名なホテルでしたが、想像以上に近くてとても驚きました。ホテルを出てすぐ左を見れば東大の正門を見ることができ、徒歩3分で東大の敷地に入れますw

とりあえず今日はフォーレスト本郷に着くことが目標だったのでご飯は食べずにずっと移動していました。なのでめっちゃお腹が空いていて、東大の近くで美味しいものを食べようと企み電車の中でGoogleMapに載っているグルメっぽいのを漁っていました。目星を3軒つけ、さすがにどれかはやってるだろうと思って1軒目に行ったらまさかの僕が横を通りかかった瞬間にClosedの看板かけられて泣きましたw2軒目と3軒目もコロナで営業時間が短縮されて入ることができすに泣く泣く近くにあったB級グルメっぽい洋食屋さんに凸りました。(めっちゃ美味しくて結果オーライでしたが写真撮り忘れました泣)

結局夜22時まで文京区を徘徊していたただの怪しい人でしたが、なんとかホテルに戻れました。その日は疲れてそのまま寝ました。

1次試験前日(7/2土)

フォーレスト本郷は朝食付きで予約したので、朝はホテルのレストランで食べました。朝食会場でばったり受験生らしき高専生に会うかな~と思って戦々恐々としていましたが、親子連れしかいなくてなんだか拍子抜けでした。ちなみに、チェックインする時に朝食を和食にするか洋食にするか選べるのですが、僕は前日を和食、当日を洋食で頼みました。どちらも美味しかったですが、個人的には和食、おすすめです。(ちなみにフォーレスト本郷の食事も写真撮り忘れました。何やってんだ俺。)

昨日めちゃくちゃ歩き回った時に、比較的近い良さげなカフェを発見したので午前中はそこに行って最後の復習をしました。確かカフェベローチェっていうチェーン店です。めちゃくちゃ雰囲気いいのでおすすめです。カフェラテと抹茶ラテを頼みました。東大生っぽい人もいて、「もし受かったら休みの日の朝とかここで読書したり勉強したりするのめっちゃ憧れるな~」なんて思ったりもしていました。

お昼は編入コミュニティ(【2.編入勉強生活】、【5.編入を終えて】参照)の里君とご飯食べる約束をしていたので、合流していろいろ東大近辺を回った後、東大近くのサイゼリヤで食べました。今まで声でしか知らなかったのでなんかすごく感慨深かったです。

その後はそのまま東大に入って試験会場の場所を確認したり三四郎池に行ったり安田講堂に行ったりして存分に観光を楽しみました。(受験前日になにやってんねん)

安田講堂

三四郎池①

三四郎池②

もちろん、試験場所の確認も忘れずに。

1次試験会場

夕方になったら編入コミュニティのよっしー君とあんどー君とも合流して湯島天満宮に行っておみくじを引きました。

湯島天満宮

ちなみにあんどー君と僕が大吉、里君が中吉、よっしー君が小吉でした。

編入コミュニティの全員が一同に会するのは今回が初めてだったので、明日の受験に向けてとても心強い気持ちになりました。

この日は近くのやよい軒でみんなで夜ご飯食べて明日に備えてとっとと寝ました。

1次試験当日(7/3日)

ついにこの時がきたかーって感じでした。よっしー君と朝食会場に行ったら、受験生らしき人が何人かいたので平静を装いましたが内心めっちゃビビッてました。朝食食べたら部屋のベッドに大の字になって音楽聞いて精神統一(?)して東大に向かいました。

ということでここからは試験の感想を書いていこうと思います。後輩が過去問を模試みたいなかんじで使うかもしれないということを考慮して、あまりネタバレにならないように(問題の内容をそのまま書くことはしない)書きたいと思います。が、ちょっとというかかなりネタバレしてしまった部分もあるので、あんまり問題内容みたくないよ~って人は1次試験終了後まで飛んでください。あと小問の正確な数は覚えていないので間違っているかもとだけご承知おきください。

英語

最初は英語の試験です。試験会場に着いたらまあまあ人がいてビビりました。(先に着いていたあんどー君も発見)私服の方が多かったですが、中にはスーツ姿の人もいました。そして去年の先輩も体験談で書いていましたが、英語の試験前なのになんか大多数の人が数学の参考書開いてて驚きました。なんなんですかねこの現象。一方僕は事前に作った英語のまとめノートを見つつ、パニックにならないように深呼吸して頭の中を無にしていました。

試験開始。とりあえず問題用紙を開いて今年の分量を見ました。第1問、見開き1ページの英文の指定された下線部を和訳。第2問、見開き1ページの日本分の指定された下線部を英訳。第3問、見開き1ページの長文に半ページ分の問題。分量だけで言えば過去最高なのではないのでしょうか。「こいつはやべぇ」と戦々恐々としましたが、ひとまずは傾向が崩されてなさそうだったので安心しました。

とりあえず第1問に取り組みました。ざっとキーワードを拾ったらどうやら宇宙系の話題のよう。今までに宇宙系の文は東大編入で一度も出たことがなかったと記憶していたのでとても驚きました。ですが、個人的に宇宙系のお話というのは結構好きで、日経サイエンスで宇宙系の文は優先的に読んでいたりトップランキングScienceというYoutubeチャンネルをよく見たりしていたので、背景知識に関しては他の受験生と比べ有利に立ち回れると思いました。心の中で「もろたで工藤!」が出てしまいました。しかし、分量は過去トップレベルで多いものの、訳す文章自体は全体的にかなり簡単だったので「ここじゃ差がつかないな~」と残念に思いました。分からない単語もほぼ無く、かなり原文に沿った訳出ができたと思います。9割。

第2問はディープラーニングのお話でした。とある英文記事を東大の松尾先生が訳したものが出題され、僕ら受験生がそれをまた英訳するというまさかまさかの出題でした。問題を見た瞬間、英語の試験での勝ちを確信し、2回目の「もろたで工藤!!」が出てしまいました。しかし、全体的に英訳する文章がかなり日本語独特の表現を使っているというか、"英語にしずらい日本語のオンパレード"って感じだったので、訳す分量はそれほど多くありませんでしたがかなり苦戦しました。"問題文をまず英語にしやすい日本語に訳し下す"という能力がこの大問では求められてたのかな~って今にして思います。正直良い訳出ができたとは言えず、去年の問題の方が全然マシに思えました。5割。

第3問は都市工学のお話でした。町の規模や人口、そしてそれにまつわる交通機関や移動時間の関係について書かれた文章でした。分量も問題数も過去トップレベルで多かった(確か小問7つ?)のでラスボス感半端なかったです。使ってる単語も分からないのがちらほらあって、全体のが概要は掴めた気がしますが細かいところは読み取れず、靄がかかっているみたいな感じでした。とりあえず最初の小問、適語選択の4択は全部あっていると思います。しかし、次の小問2は「とある理由について英語で3行程度で答えなさい」と日本語の記述でなく英語の記述で答えさせる問題があって、「うわここできたか」って感じでした。今までの長文読解で英語で答えさせる問題は1問もなかったので驚きましたが、薄々そんな問題が出る予感はしていました。カスみたいな英語でタジタジになりながらなんとか3行書きました。正直後半の問題は抽象的というか、何を答えてほしいのかイマイチ主題が読み取れず撃沈。とりあえず全部埋めましたが正直記号問題以外はあまり自信がありません。5割。

ちなみに英語の試験は空調が効いてなくばか暑かったです。(どうやらこれは2科目受験の部屋だけのよう)英語の解答用紙が濡れてる!?と思ったらシャツの袖口から汗が滴ってました。(なんでやねん)

試験終了。まあ、めちゃめちゃ良かったというわけではないけれど、不合格確定ラインにはならなかったであろうと思ったのでメンタルを保てました。

余談ですが、問題と解答を回収され試験監督が部屋から出てった後も退出許可が出ず、別室で全受験生の解答を確認されてから退出許可が出るため、試験終了から15分程度ずっと試験室で待たされるので要注意です。もちろん全科目そうです。

お昼は試験会場の外で編入の仲間と集まって食べました。僕は数学で終わりなのでそんなにガッツリは食べず、スムージーウィダーとラムネとチョコレートを流し込んで次の数学の試験に備えました。

数学

試験会場の暑さが改善されなかったのか、全員別室に移動して受験をすることになりました。ちなみにこっちの部屋は空調が効きすぎていてめっちゃ寒く、試験終わったら指先凍えてました。まじで試験環境オワってる。

試験開始。英語と同様とりあえず問題をめくりました。とりあえず第1問が微分方程式、第2問が確率、第3問が複素関数、第4問が線形代数と例年の傾向通りだったので安心しました。

第1問の微分方程式は小問が2つでいた。最初の小問はベルヌーイの微分方程式の拡張版?みたいなもので、枝問が2問くらいありました。一瞬戸惑いましたがベルヌーイの微分方程式とすぐに見抜き、全部解くことができたので安心しました。10割。次の小問は連立微分方程式であろう式が見えていたので「1完キタコレ!!」と勝ちを確信しましたが、これが悪夢の始まりでした。というのもこれはただの微分方程式ではなく、非正規連立微分方程式でした。いいですか?"非斉次"ではなく"非正規"の連立微分方程式です。この連立微分方程式を解こうとするとリッカチの微分方程式に帰着するのですが、リッカチの微分方程式は知っていたものの演習をあまり積み重ねていなかったので解けませんでした。試験中はそれに気付かずに、2微分方程式の正規形にしようと頑張って変形しましたが、ばか長い式になってしまい諦めました。ちなみに枝問は5問程度あったのですが、この微分方程式を解くのが早い枝問(2問目くらい?)で来てしまい絶望しました。もちろんその後の枝問も頑張って解こうとしましたが、この微分方程式を解けてないのが致命的で正解っぽい回答ができたかと言われれば微妙です。3割。

第2問は確率です。今年はランダムウォークの確率でした。コインを投げて表なら+1し、裏なら-1してこれをn回試行するみたいな感じです。連続型の確率とそれに関する統計分野が出るのかな~と予想していましたが完全に外しました。小問が7問くらいありました(まじ多すぎ)。微分方程式でやらかしたのでここから挽回できればと思いましたが、正直めちゃくちゃできたかと言われればまたまた微妙です。ちなみに小問1はグラフを書くという過去一のボーナス問題でしたが、最後の方の問題は頑張って考えても一向に答えが出ない難問でした。去年の問題めっちゃ解けて密かに自信あった(と錯覚していた)確率でも思うようにいかず、一気に雲行きが怪しくなりました。5割。

第3問の複素関数で、小問は3問でした。1問目は複素漸化式で枝問は2問ありました。ありそうでなかったというか、今まで一度も見たことなかったので逆に驚きました。でも内容は簡単でスラスラ解けました。10割。2問目は複素積分で枝問は3問でした。これが後の悪夢と化す。初めに言ってしまうと、"超初歩的な場合分けを忘れる(は?)"のと、”(恐らく)積分する式の符号(+と-)を見間違えて1か所逆にした(はぁ?)”という冗談では済まされないカスみたいなミスを、取らなければいけない問題で重ねて行ってしまいまいました。2つもケアレスミスを重ねてしまえば解法以外の部分点はほぼ0に等しいでしょう。1問目からやらかしてしまい、ドミノ倒し的な感じで枝問全てに影響してしまったのでこれは本当に深すぎる致命傷でした。(このお話は筑波大学編に続く)やらかした僕が言うのもなんですが、問題内容は思考力を試すような問題ではなく、計算がめんどくさいだけで簡単だったと思います。合格するなら絶対に落としてはいけない問題です。3割。3問目は写像の証明??みたいなやつで枝問は2問でした。マセマに載っている写像の単元を完全に覚えていれば解けていたと思いましたが、試験直前期はマセマやっていないというのもあって完全にやり方を忘れていて我流で解いてしまいました。(いわゆる謎証明ってやつです)正直ここがどのくらい点数としてとってくれたかは微妙なところです。(一応回答することはできましたが。)4割。

第4問は線形代数です。内容は3次元デカルト座標系での点の回転・写像行列等の問題でした。去年は線形代数全分野オンパレード問題だったので、今年はどうなるんだろうと全然予測できませんでしたが、まさかこれが来るとは、、、って感じでした。小問は4問、枝問はありませんでした。1問目と2問目はできたと思います。ですが、3問目が2問目の答えを使う問題だったのですが、出てきた答えが問題文で提示された条件に合致しなく、はぇ~~~?ってなって諦めました。もちろん3問目で正しくなさそうな答えが出たので4問目も合っていないと思います。5割。

過去10年の問題で、普通に解いて時間が足りなかったことはあっても、時間が余ったことは一度たりとてありませんでした。ですがまさか本試験でコケて20分も余らせてしまうとは思わず、その上全然解答が埋まっていなかったので泣きそうでした。

僕が懸けた膨大な時間をこんな形で終わりにはしたくないという一心で、部分点を1点でも多く貰えるようにあと少しで解けそうな問題に取り組んで答えっぽいものを出したり、とりあえず答えの出せなかった全ての問題に考え方の道筋を書いたり、果ては「解答はたぶんこんなかんじだろう」と逆算して適当に書いたりと、最後まで醜く見苦しく手と頭を動かし続けました。まあ最後まで足掻けるだけ足掻いたという意味では良い試験だったのかもしれません。

1次試験終了後

正直心ここに在らずといった状態でした。

試験場から出たら真っ先に、親を探す子の如くあんどー君を探してとっ捕まえました。あんどー君も爆死した様子だったのでとりあえず平静を保てました。(ごめんあんどー君僕は最低な人間です)その後は2人でスタバでも行って3科目受験組の里君とよっしー君を待とうかといった話になったところで、スタプラでお世話になった明石高専の人達から連絡があって赤門で会いました。

「とりあえずスタバ行こうぜ!」と話がまとまったのでスタバに向かい、東大編入を愚痴る会 in スターバックス本郷東大前店が開催されました。Twitterスタプラも明石勢もみんな数学やばいやばい言っていたので、僕の合格実は20%くらいあるんじゃないかと僅かな希望を見出しました。(これが後に悲劇を巻き起こす)

ネット上の存在だった東大編入志望勢と会って喋ることができて、東大で爆死したことがどうでもよくなるくらいに最高に楽しい時間を過ごせました。

1次試験結果発表

正直、合格発表が気になってこの一週間ずっとそわそわしてたと言えば嘘になります。東大失敗したからには何としても筑波大には受からなければいけないので、筑波対策して試験受けてたら(筑波の試験日は東大合格発表の前日)合格発表が頭から消え失せてたのと、どうせ合格してないんだろうなという諦めがあったためです。

合格発表は7月11日午前10時です。この日は午後から実験があったのですが、確実に不合格だろうと思って学校行く気ゼロだったので、体調不良で午後の実験を欠席する旨のメールを担当の先生のチャットに事前にこしらえ、不合格が確定した瞬間、即送って寝るというプランニングをしました。起きた後に現実逃避をするために観る映画も決めました。

発表されたのは10時3分くらいでちょっと遅れてましたね。(この3分間はずっと東大工学部のページリロードしてた)ページを開いたら一瞬、僕の番号が目に入り、二度見して飛び起きました。この瞬間は4ヵ月たった今でも鮮明に覚えています。よく分からない言葉を家猫に向かって叫び続け、やらないはずだった実験をしに学校に行きました。

1次試験合格発表

ちなみに学校行く際に編入コミュニティ全員の合格を知りました。正直に言うとさすがに4人全員合格するのは現実的に難しいだろうと思っていたので、マジで全員受かってて喜びよりも驚きの方が強かったです。ちなみに75人の中から20人を選ぶとき、特定の4人が全員選ばれる確率は約 0.4 %です。(確率勉強している編入生なら求められますよね?)(もちろん受験は確率ではありませんが、)確率論的にはその極小確率をぶち抜いたということになるので、エグすぎて言葉になりませんでした。「こんなことって現実であるもんなんだな~」って感じでした。

2次試験

まさか受かってるとは思っていなかったので、もちろん2次試験対策はゼロです。1次試験の合格発表から2次試験までは本当に数日(3日とか)しかないのでめちゃくちゃ焦りました。

先輩の体験記を引っ張り出してきて、2次試験で質問されたことや面接の流れをWordに書き出し、予めコピーしておいた志望理由書から面接で予想される質問に答えられるようにしました。研究室の先生と担任の先生、前年度の5年の担任であり弊学年の進路指導をしてくれた先生の3人に面接指導をお願いし、かなりみっちり面接対策していただきました。(その節は本当にありがとうございました。)

2次試験前日

出発前に吐きました。(2嘔吐)

まさかまたここに降り立つことになるとはという思いで文京区本郷の土を踏みました。2次試験は台風が直撃したとかなんとかでめっちゃ雨が降っていたので行くのが大変でした。

雨の東大赤門

途中の大宮駅で食べたお昼ご飯

2次試験当日

僕の面接の順番は結構後ろの方で、お昼過ぎくらいにやるみたいでした。

他の1次合格勢と朝マックを食し、適当に東大構内をぶらぶらした後みんなで例のサイゼにたむろって試験まで待っていました。

面接

同じ時間に呼び出された1次合格者2人とは顔見知り(というか1次試験後のスタバメンツ)だったので3人で一緒に試験会場に行きました。

ちなみに試験場所は1次と2次で変わっていません。

2次試験会場

待合室で結構待たされた(1時間強くらい??)後、呼び出されて試験室に向かいました。そのまますぐ試験室に入るのかと思ったら椅子に座らされて「また待つんかい!」と拍子抜けでした。多分前の人の面接が終わるのを待っていたんでしょう。

呼び出されて中に入ると10人くらいの面接官が座っていましたが、1人ひとりが離れていたのでそんなに圧迫感はありませんでした。(10人の面接官がいるのは毎年恒例です笑)筑波大の面接官は今でも顔を思い出せるのに、東大は緊張しすぎて誰一人として覚えていません。

最初は真ん中の進行役の先生から質問されました。

  • 受験番号と名前と志望学科を言って
  • 第一志望(システム創成学科)の志望動機は?
  • 第二志望(都市工学科)の志望動機は?

ここで質問者が変わって、僕から見て一番右の先生から質問されました。

  • 高専プロコンをやっていたということなんだけど、具体的にどんなことをやった?
  • そのなかで何を経験し、どんなことを学んだ?
  • 東大に入ってどんなことを学びたい?
  • 今の卒研詳しく教えて?
  • 卒研ではエネルギー問題に対して取り組んでいるけど、他に興味のあることとか取り組みたいこととかってあったりする?
  • 今世界じゃ環境問題って重要な課題だけど具体的にどんなことすれば良くなるとか意見持っていたりする?(世界的な課題をどうやって解決するかみたいな結構壮大な質問だった。なんやねんこの質問)

だいたい15分くらいでしたかね?筑波の面接は散々でしたが、一人称は全部「私」で答えられ、あまり噛んだりもせず、そこまで詰まったりもしていなかったので、個人的にはなんとか及第点といったところです。無事に終わって一安心でした。

面接終わったらもう解放感しかありませんでした。先に面接を終えたスタプラ東大勢と合流し、東大生協に行ってお土産を買ったりまたまた例のサイゼに行って話したりと楽しい時間を過ごせました。夜ご飯はその中の2人と東大近くの定食屋に行ってそのまま帰り、僕の東大の受験旅行は今度こそ幕を閉じました。

東大近くの定食屋で夜ご飯

2次試験結果発表

1次試験結果発表と同様に家のベットで結果を見ました。もし落ちてたらせっかくの1次合格が水の泡となるので、ほとんど合格と分かってはいてもやっぱり緊張はしました。

結果は第2志望の都市工学科に合格していました。20人全員合格していたので一安心です。ぶっちゃけ1次受かっただけでも奇跡だったので第2志望だとしてもとても嬉しかったです。

2次試験合格発表

 

こんな感じで僕の東大受験は終わりました。

受験って人生を左右するから緊張して肩の荷が重くなったり気分が沈みがちですけど、意外といろいろあって楽しそうだなと思っていただければ、駄文をぐだぐだと書いた甲斐はあったのかな~って思います。

さて、次は筑波大の体験記です。かなり期間をあけてしまい申し訳ないのですが最後まで読んで頂けたら嬉しいです。